ルーテル教会(ルター派)について

ルーテル教会(ルター派)について

ルーテル教会って?

ルーテル教会は、16世紀の宗教改革を牽引したマルティン・ルター(1483〜1546)によって創設されたキリスト教会です。ルター派とも呼ばれ、最初のプロテスタント教会でもあります。ドイツや北欧を中心に、世界に8000万人以上の信徒がいます。
日本にも、いくつかのルター派教会が存在しており、私たちルーテル福音キリスト教会(Lutheran Evangelical Christian Church)もそのひとつで、アメリカにあるWisconsin Evangelical Lutheran Synod(WELS:ウィンスコンシン派ルーテル教会)の宣教師たちが1957年に開拓した伝統的ルーテル教会です。

ルーテル教会の考え

マルティン・ルターが生きた当時のキリスト教会は、「本当のキリスト教会」ではありませんでした。聖書にある真の神の言葉を土台とするのではなく、人間の権威と言葉と私的な解釈によって教会は支配され、教えられていました。人間の思い付きが、まるで神のメッセージであるかのように人々に教えられていた時代でした。聖書にある神の本当の教えに気がついた人もいましたが、迫害され、「異端」として処刑されるような時代です。

聖書の真の教えに気がついたルターをはじめとする何人かの神学者たちは、キリスト教会を元(聖書)に戻そうとしました。それが宗教改革であり、ルーテル教会の始まります。ルーテル教会とはルターを信奉する人々の集まりではありません。ルターが聖書から直接教えたように、神の恵みと信仰とイエス・キリストのみによって与えられる永遠のいのちと神の祝福の約束に信頼している人たちのことです。ルター派の人々は、聖書の神の言葉が曲げられたり、人の教えによって変えられたりすることを受け入れません。

私たちの拠り所は神のメッセージです。神のメッセージのみが神の全ての祝福を届ける聖霊の力を有しているからです。

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