MLP Japan News Vol.26 10/2024 [JP/EN]

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MLP Japan News, 10/2024 [JP/EN]

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今月のみことば
さあ今、あなたがたの生き方と行いを改め、

あなたがたの神、【主】の御声に聞き従いなさい。
エレミヤ書26章13節

ごあいさつ
秋に寄り添う信仰の旅路

10月は、レジャーやスポーツ、学び、さまざまな芸術を楽しむのに忙しい時期です。日々の歩みの中で、私たちは主イエスが共におられることを確信し、新たな恵みと導きを求めて祈り続けています。

この月も、主が私たちに与えてくださる愛と赦しの力を覚え、隣人に仕え、互いに励まし合いましょう。教会の交わりが深まるよう願いつつ、共に信仰の旅路を歩んでいきましょう。また、痛みや苦しみの中にある人々に思いやりを持ち、福音を通して手を差し伸べることができますように。

MLPジャパン編集長 江川かをり

ご報告
翻訳プロジェクト

ピープルズバイブル『ヘブル人への手紙』の翻訳と編集作業が最終章(第13章)に差し掛かりました。校正とレイアウトの工程を経て、年内の公表を目指して進めています。どうか、この作業が滞りなく進みますよう、お祈りください。

旧約聖書『出エジプト記』から『ヘブル書』に移行した理由は、出エジプト記の内容がイエスに結びつき、福音をより深く理解できるからです。一見難解に思われる『ヘブル書』ですが、一つひとつ丁寧に解き明かしていくことで、どなたにも分かりやすく感じていただけるでしょう。

プレ伝道活動
英語学習の支援

MLPジャパンは、英語から和訳された聖書解説書の出版を行っています。この活動の一環として、訳書の原語である英語に親しむ機会も積極的に提供しています。

10月には、江川が新宿区四谷図書館で行われた英語多読ボランティアに参加しました。

四谷図書館には約4,000冊の英語書籍が揃い、英語学習者を支援する体制が整っていることが確認できました。東京都内にお住まいの方であれば、どなたでも利用カードを作成できますので、ぜひご活用ください。

WELSからのメッセージ
ひとりの時間

どんなに社交的な人でも、時には一人の時間が必要です。外の世界を遮断して、祈りや聖書の学び、思索やリラックスに使う時間です。そして、この10月は、ルターによる宗教改革を祝う月でもあります。

ぜひルターが神の真理を再発見し、教会に失われていた福音と聖書の真理を回復した歴史的な出来事に思いを馳せましょう。

ルターの宗教改革は、四つの「のみ」によって要約されます。それは恵みのみ、信仰のみ、聖書のみ、キリストのみ、です。
恵みのみ:私たちが神の民とされるのは、無償の恵みによるものです。
◎信仰のみ:救いは、神が与えてくださった信仰によってのみ受け取るものです。
◎聖書のみ:信仰の基盤は、神のみことばである聖書にのみ頼ります。
◎キリストのみ:救いの源は、ただキリストとその十字架にあります。

これらは、私たちが救いの確信を持つために重要な「孤独」の時を象徴します。これからも有意義な一人の時間を持ちながら、救い主に心を向け、また、信仰の仲間と集いましょう。そして、神が私たちに与えてくださった真理に感謝し、神の栄光を賛美しましょう。

マーク・シュローダー  |  WELS代表牧師

【この記事は、WELS公式月刊誌Forward In ChristFIC2024年10月号より翻訳/要約されています。】

WELSからのメッセージ
ルターの宗教改革の始まりと学び続ける姿勢

ルターはもともとローマ・カトリック教会に属していました。私たちが歴史として学ぶ、九十五箇条の論題を発表したルターは、ある日突然「ルター派」として知られる信仰者として目覚めたわけではありません。実際、彼の信仰と教義の変化は一夜にして起こったものではありませんでした。

これは、聖書の教えを理解し、聖霊の力を通じて信じることは、時間をかけて深まるものであることの証拠です。ペテロの手紙第二3章18節で「私たちの主であり救い主であるイエス・キリストの恵みと知識において成長しなさい。」とあるように、私たちも学び続けることが求められています。

1517年10月31日、ルターはドイツのヴィッテンベルクの教会の扉に95カ条の論題を掲げました。この論題は、彼が教会内の神学者と話し合いたいと望んだ課題でした。

特に免罪符や煉獄についての疑念が含まれており、教会の中で見直されるべき課題に対する見解を示したものです。彼が後に、ローマ・カトリック教会が教える煉獄や免罪符を完全に否定するようになるには、より多くの学びと内省が必要でした。

私たちすべてのクリスチャンも同様に、学び続ける者でなければなりません。聖書は単に一度読むだけの小説ではなく、継続的な注意と深い理解が求められる書物です。ルターは、神のみことばに対する理解を深め、やがて教義と聖書の真理を区別するようになりました。

彼の生涯の学びの過程は、私たちが聖書を通じて神を知り、信仰を深める姿勢の模範です。ルターは免罪符による資金集めよりも、「神の栄光と恵みの、最も神聖な福音」こそが教会の真の宝であると理解しました。私たちもまた、聖書に向き合い続け、イエスに目を向けることが大切です。

ジェームズ・ポープ  |  Forward in Christ 誌 編集長

【この記事は、WELS公式月刊誌Forward In ChristFIC2024年10月号より翻訳/要約されています。】

江川かをりの讃美歌トピックス
マルティン・ルター作曲のA Mighty Fortress Is Our God 『主は かたいとりで』を訳詞しました。

1.主は かたいとりで

つよい ぶきとたて

なやみや いたみを

とる   たすけぬしよ

てきは  きょうも うごきまわる

ふるい   てきに 勝てるものは

主のほかにはない

2.たおれた われらの

かわりに たたかう

そのかたの み名は

主イエス・キリスト

すべてのもの おさめるかみ

しょうりの王 主はかならず

てきを うちやぶる

3.あくま よにみちて

おびやかされても

たった ひとことで

主はてきを たおす

おそれないで このせかいに

むきあうとき すくいの主の

ちからを いただく

4.てきの たいぐんが

おそいくるときや

ひとが 主のことば

あざける ときにも

われらのこと 神はまもる

主のしょうりで 神のくには

いつまでも つづく!

江川かをり 翻訳  Kaori E. 2024

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